在宅ワークになって気づいた、洗濯が一番邪魔だという事実

生活

在宅勤務を始めて半年が経ったころ、ふと気づいたことがある。

「なんで毎日こんなに洗濯のことを考えているんだろう」

通勤していた頃は洗濯のことなんてほとんど気にしなかった。朝セットして出かけて、帰ってきたら干す。それだけ。洗濯が「生活の一部」として静かに存在していた。

でも在宅ワークになってから、洗濯が妙に存在感を持ち始めた。仕事中に洗濯のことが頭をよぎる回数が、明らかに増えた。


在宅ワークで「洗濯コスト」が可視化された

通勤していたときは気づかなかった

正直に言う。通勤していた頃は、洗濯は「面倒だけどまあそんなもの」という感じだった。朝7時に起きて洗濯機をスタートさせ、外に出て、夜帰ってきてから干す。多少シワになっても気にしない。翌日も会社に行くから、家にいる時間が短い。洗濯について深く考える余裕がそもそもなかった。

ところが在宅ワークになると、洗濯機のある家に一日中いることになる。

洗濯が終わったら干さなきゃいけない。干したものを取り込まなきゃいけない。天気が怪しくなったら窓から外を見て判断しなきゃいけない。洗濯という作業が、視野の中に常に入ってくるようになった。

これが思った以上にストレスだった。

「干す・取り込む」のタイミング問題

在宅ワークの人間なら共感してもらえると思うが、仕事の集中状態には「ゾーン」がある。何かを書いている途中、資料を読み込んでいる途中、ミーティングの直前。そのタイミングで洗濯機が「ピー、ピー、ピー」と鳴る。

頭では「今すぐ干さなくてもいいや」とわかっている。でも気になる。放置すると雑菌が繁殖して臭くなることも知っている。だからなんとなくソワソワしながら仕事を続けて、結局集中を切らして立ち上がってしまう。

通勤していたときは家にいないから関係なかった。でも在宅だと、全部「今すぐ対処できる状態」で目の前に存在している。それがかえってストレスになる。


ミーティング前の「取り込み問題」は地味に深刻

10分前にベランダへ走る羽目になる

ある日、午後2時からオンラインミーティングがあった。

午前中に洗濯を干したことをすっかり忘れていたら、1時50分に「あ、そういえば」と気づいた。午後から雨の予報。急いでベランダへ出て、バタバタと取り込む。

洗濯物を部屋の中に抱えたまま、画面の前に座ってミーティング開始。背景に洗濯物が映り込んでいないか微妙に気になりながら、話を聞いている。

「在宅ワークって、家にいるんだから楽でしょ」と思っていた。でも実際は、家事のあれこれが仕事の隙間に割り込んでくるのを管理しなければならない。これが案外しんどい。

天気予報との戦い

晴れていたから外に干した。でも昼過ぎから急に曇り始めた。雨が降りそう。

仕事中だから取り込みに行くタイミングが読めない。ミーティングが連続している日は、物理的に動けない時間帯がある。「今すぐ取り込まないといけない」という焦りと、「でも今は動けない」という現実のギャップ。

これが積み重なると、天気の悪い日の朝は「今日洗濯どうしよう」というモヤモヤを抱えたまま仕事を始めることになる。

「仕事か洗濯か」という選択を、毎日毎日している感覚。なんでそんなことで消耗しているんだろう、と思いながら。


「洗濯割り込み」が集中力に与えるダメージ

作業を中断されるコストは思ったより大きい

心理学の研究で、作業を中断されてから元の集中状態に戻るまでに平均23分かかるという話がある。実感としてもそれくらいある。

洗濯機が鳴るたびに「ちょっと干してくる」と腰を上げる。5分で戻ってくる。でも仕事に戻っても、さっきどこまでやっていたか確認して、もう一度集中状態を作り直して、ようやく元のペースに戻るまでに15〜20分はかかる。

1日に洗濯の中断が2回あったとして、ロスは下手をすると40分〜1時間。

「洗濯ごときで」と思うかもしれない。でも在宅ワーカーにとって、集中できる時間は本当に貴重だ。通勤がないぶん自由度は高いけれど、仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすく、「仕事モード」を維持することが実は難しい。その中で、洗濯の中断はじわじわ効いてくる。

タスク管理に「洗濯」が入り込む

フリーランスでタスク管理ツールを使っているが、あるとき自分のToDoリストを見直したら「洗濯を干す」「洗濯を取り込む」がちゃっかり入っていた。

タスクの優先順位を管理するためのツールに、家事が混入している。これが象徴的だった。仕事のタスクと同じレベルで洗濯を管理しなければならないほど、洗濯が「意識のリソース」を消費しているということだ。

「バンド幅」という言葉がある。人間の注意力・認知リソースには限りがあって、何かを気にしているだけで使われてしまう。洗濯が頭の片隅にある状態は、それだけで仕事のパフォーマンスに影響を与えている可能性がある。


乾燥機を使い始めて変わったこと

「洗濯のことを考えなくていい」という解放感

知人の在宅ワーカーが「乾燥機を買ってから洗濯のストレスがなくなった」と言っていて、最初はピンとこなかった。乾燥機ってそんなに変わるの?と。

でも実際に試してみて、わかった。

乾燥機の最大のメリットは、「乾かす時間と場所を管理しなくていい」ことだ。天気を気にしなくていい。外干しの取り込みタイミングを考えなくていい。洗濯が終わったら乾燥機に放り込んで、仕事に戻る。それだけ。

洗濯機が「ピー」と鳴っても、乾燥機に移して「スタート」を押すだけ。1分で完了。集中が切れる時間は最小限になった。

ドラム式洗濯乾燥機なら、洗濯から乾燥まで全自動だから、乾燥機への移し替えすら不要になる。朝セットして仕事に入ったら、昼には全部終わっている。

「完全放置できる」ことの精神的な価値

自分でも驚いたのは、乾燥機を導入してから「洗濯について考える時間」がほぼゼロになったことだ。

仕事を始める前に「今日は洗濯をどうしよう」という判断をしなくていい。天気予報を確認して、干す/室内干しの判断をしなくていい。仕事中に「そろそろ取り込まないと」と気を配らなくていい。

この「考えなくていい」という状態が、思っていた以上に精神的な余裕を生み出した。

作業のための集中時間が増えた、という話よりも、「洗濯というタスクが頭から消えた」という感覚の方が正確かもしれない。


在宅ワーカーに向いている機種の話

Panasonic NA-LX129EL ── 完全放置を実現するための機能が揃っている

Panasonic のドラム式洗濯乾燥機「NA-LX129AL」は、12kg洗濯・6kg乾燥という大容量モデルだ。

在宅ワーカー視点で特に注目したいのが「スマホ連携(スマホdeナビ)」機能。洗濯や乾燥が終わったタイミングでスマートフォンに通知が届く。洗濯機のそばにいなくても状況がわかるから、仕事部屋に籠もっていても安心できる。

また「タイマー予約」機能で、開始時間を指定しておける。「朝9時に洗濯スタート、昼前に乾燥完了」というスケジュールを事前に設定しておけば、起床直後に洗濯機を気にする必要もない。

洗浄力という点では、独自の「泡洗浄」テクノロジーで衣類の奥まで洗剤を浸透させる。ドラム式は縦型より洗浄力が劣ると言われていた時代もあるが、現行モデルはかなり改善されている。


Sharp ES-PW11K-S ── コンパクトさと機能を両立したモデル

Sharp の「ES-PW11K-S」は、7kg洗濯・3.5kg乾燥のコンパクトなドラム式洗濯乾燥機。一人〜二人暮らしの在宅ワーカーに向いているサイズ感だ。

注目したいのが「穴なしドラム」構造。洗濯槽の外側に穴がないため、洗濯槽と外槽の間に汚れが溜まりにくい。掃除の手間が減るのは、時間コストを意識する在宅ワーカーにとってもうれしいポイントだ。

AIが衣類の量や汚れ具合を判断して自動でコースを設定する機能もあり、「どのコースにしよう」と悩む時間すらなくなる。

本体サイズが比較的コンパクトで、洗面所や脱衣所のスペースが限られている環境でも置きやすい。仕事部屋に近い場所に置けるかどうかは、導入後の利便性に直結するので、サイズ感は重要なポイントだ。



乾燥機があっても解決しない問題もある

正直に書く。乾燥機(ドラム式洗濯乾燥機)は万能ではない。

乾燥できない衣類がある。 ウールやカシミヤなどのデリケートな素材は乾燥機不可のものが多い。「洗濯表示を見て手洗い・平干しコース」が必要な衣類は別途管理が必要になる。完全に洗濯から解放されるわけではない。

乾燥時間は思ったより長い。 乾燥が終わるまで3〜4時間かかることもある。「今日中に着たいもの」を急いで乾かしたいときは、乾燥機は向かない。

電気代が上がる。 乾燥機能は電力消費が大きい。ヒートポンプ式は比較的省エネだが、それでも乾燥を毎日使えば月の電気代は増える。コスト感覚が気になる人は、電気代も込みで試算してから検討した方がいい。

初期費用が高い。 ドラム式洗濯乾燥機は安いモデルでも15〜20万円台、ハイエンドになると30万円超のものもある。すぐに買い替えるには少し勇気がいる金額だ。


向いている人・向いていない人

この選択が向いている人

  • 集中状態を中断されることが一番のストレスという人。「洗濯ごとき」とわかっていても、割り込まれるのが嫌いな人には明確に効果がある。
  • 天気に左右されたくない人。仕事の日程が詰まっているときに、天気によって洗濯計画を変えなければならないのがストレスになっている人。
  • 家事と仕事の境界を明確にしたい人。家にいると家事が仕事に侵食してくる感覚がある人は、自動化によってその境界を引きやすくなる。
  • 毎日または2日に1回は洗濯する人。使用頻度が高いほど、投資対効果は上がる。

向いていない人

  • 洗濯物の量が少なく、週2〜3回程度の人。使用頻度が低いと、初期投資を回収するまでに時間がかかる。
  • デリケートな衣類(ウール・シルク・ニット)が多い人。乾燥機不可の衣類が多ければ、結局干す作業は残る。乾燥機の恩恵を受けられる衣類がどの程度あるかを先に確認しよう。
  • 現在の洗濯機を買い替えたばかりの人。縦型洗濯機を最近購入したなら、乾燥機単体(衣類乾燥機)を追加する選択肢の方が費用対効果が高い場合もある。
  • 設置スペースが確保できない人。ドラム式洗濯乾燥機は一般的に縦型より横幅をとる。実際に置けるかどうかを寸法で確認してから検討を。

まとめ

在宅ワークになって洗濯が邪魔に感じるのは、怠け者だからでも家事能力が低いからでもない。「家にいる」という状態が、洗濯という作業をリアルタイムで可視化してしまうからだ。

通勤していた頃は「家にいない間に完結する作業」だった洗濯が、在宅になると「今すぐ対応できる状態で常に存在するタスク」に変わる。これが積み重なると、じわじわと集中力とメンタルを削っていく。

乾燥機は洗濯という作業を「完全放置できる作業」に変えてくれる。天気を気にしなくていい。取り込みのタイミングを管理しなくていい。仕事の集中状態を、洗濯に邪魔されなくていい。

その解放感は、使ってみないとわからない種類のものだと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました