洗濯機が「洗う」から「干す」まで自動化された今でも、多くの家庭で残り続けている家事が一つあります。それが「干す」という工程です。
洗濯かごから一枚ずつ取り出し、シワを伸ばし、ハンガーにかけ、ピンチハンガーに靴下を留め、ベランダや室内に運ぶ——。地味に時間がかかるうえ、毎日のことだからこそ「面倒」というストレスが積み重なっていきます。
この記事では、なぜ「干す」作業がこれほど負担に感じられるのか、その理由を整理したうえで、今日からできる時短の工夫と、根本的に手間をなくす方法までまとめて紹介します。
なぜ「干す」作業はこんなに面倒に感じるのか
1. 一枚ずつの手作業が避けられない
洗うのも畳むのも自動化が進んでいますが、「干す」工程だけはどうしても一枚ずつ手で行う必要があります。洗濯物の量が多い家庭ほど、この作業時間は積み重なっていきます。一般的なファミリー世帯では、干す作業だけで1回あたり10〜15分程度かかると言われており、毎日となると年間で換算すればかなりの時間になります。
2. 天候に左右される
晴れていれば外干し、雨なら室内干しと、天候によって干し方を変える必要があります。天気予報を毎朝チェックし、出かける前に取り込めるか心配しながら過ごす——という経験がある方も多いのではないでしょうか。
3. 取り込み・畳みもセットでついてくる
干す作業が終わっても、乾いたら取り込んで畳むという次の工程が待っています。「干す」「取り込む」「畳む」の3工程がワンセットになっているため、トータルで見るとかなりの時間と気力を消費する家事になっています。
4. 干すスペースの確保が地味にストレス
ベランダが狭い、部屋干し用のスペースが限られているなど、住環境によっては干す場所を確保すること自体が悩みの種になっているケースも少なくありません。
干す手間を減らす時短の工夫
1. ハンガーに干したまま収納する「ハンガー収納」
乾いた衣類をハンガーから外して畳んでクローゼットにしまう、という工程を省略し、干したハンガーごとクローゼットに移動させる収納方法です。「畳む」工程をまるごとカットできるため、時短効果が高い方法として知られています。
2. 干す場所を一箇所に固定する
洗濯機の近くに室内干しスペースを作っておくと、洗濯物を運ぶ動線が短くなり、地味な移動時間を減らせます。突っ張り棒やランドリーラックを使えば、狭いスペースでも干し場所を確保できます。
3. 靴下・下着はピンチハンガーでまとめて時短
一枚ずつハンガーにかけるのが面倒な小物類は、ピンチハンガーにまとめてかけることで作業時間を短縮できます。
4. 洗濯のタイミングをまとめる
毎日少量を洗うより、2〜3日分をまとめて洗う方が、干す・取り込む回数自体を減らせます。ただし洗濯物が溜まりすぎると今度は乾きにくくなるため、量と頻度のバランスが重要です。
豆知識:実は「畳む」作業が一番ストレスという声も
家事の負担感について調べると、「干す」よりもむしろ「乾いた後にたたむ・仕分ける」工程の方がストレスという声も少なくありません。干す作業自体は気分転換になるという人がいる一方で、家族分の衣類を一枚ずつ畳んで持ち主ごとに仕分ける作業は、地味に時間がかかるうえ達成感も得にくいためです。
そのため時短を狙うなら、「干す時間を減らす」だけでなく、「畳む工程そのものをなくす」という視点も合わせて持つと、家事全体の負担感がぐっと軽くなります。前述の「ハンガー収納」はこの観点からも有効な工夫です。
それでも「干す」工程自体をなくしたい人へ
ここまでの工夫を取り入れても、「干す」という工程そのものが残る限り、一定の手間と時間はかかり続けます。天候を気にする必要がなくなるわけでもありません。
「干す→取り込む→畳む」という一連の作業そのものをカットしたい場合、選択肢になるのが衣類乾燥機です。洗濯が終わったらそのまま乾燥機に移すだけで完了するため、
- 干すための移動時間がゼロになる
- 天候や時間帯を気にせず洗濯できる
- 部屋干しスペースを確保する必要がなくなる
といったメリットがあります。「毎日の家事から、干すという工程そのものを引き算する」というイメージです。
ただし乾燥機は「タオルがゴワゴワになりやすい」「衣類がしわになる」といった声もあるため、導入する場合は機種選びが重要なポイントになります。実際にどのメーカー・モデルがふわふわ感としわになりにくさのバランスに優れているのか、気になる方は比較記事もチェックしてみてください。
干す手間を減らすおすすめアイテム
時短に役立つアイテムと、根本解決につながる衣類乾燥機をいくつかピックアップしました。価格は変動するため、最新情報は各リンク先でご確認ください。
ハンガー収納セット
干したまま収納できるハンガーセットです。畳む工程をカットしたい方におすすめ。
室内物干し・ランドリーラック
省スペースで干せる室内干しグッズ。洗濯機の近くに設置すれば動線も短縮できます。
衣類乾燥機(除湿乾燥機タイプ)
工事不要で導入しやすいコンパクトな乾燥機。干す・取り込む手間をまるごとなくしたい方向けの入門アイテムです。
洗濯乾燥機(ドラム式・縦型)
洗う・乾かすを一台で完結させたい方向け。タオルのふわふわ感やしわのつきにくさは機種差が大きいため、購入前の比較がおすすめです。
まとめ
「干す」という作業は、一枚ずつの手作業・天候への対応・取り込みと畳みという複数の負担が組み合わさった、地味ながら時間のかかる家事です。ハンガー収納や干し場所の固定といった工夫で時短は可能ですが、根本的に手間をなくしたいなら衣類乾燥機の導入が最も確実な選択肢です。
「干す・取り込む・畳むをまるごとカットしたい」「タオルはふわふわのままがいい」という方は、メーカー別の特徴を比較した記事も参考にしてみてください。



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